次元統合研究所ネフェテリシス

バーチャルブロガーによる日々の生活と研究録

学会ってどんな場所? 美少女Vブロガー、学会を語る

こんにちは。

リリア・セルケトールです。

今日は研究所らしく、学会について語りたいと思います。

 

学会は研究の成果を発表し討論や交流をする場の一つです。

学会に一度も行ったことない人にとっては、偉い先生たちが難しいお話をしている場所としてのイメージが強いと思います。

しかし、実際はそれだけではありません。

本質はオフ会みたいな場所です。

私の経験をもとに学会について、ご紹介したいと思います。

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いい所

その分野の有名人に会える

これは本当にすごいです。自分たちが勉強するために読んでいる教科書などの本の著者が実物で存在していたり、ある分野の第一人者の方が普通に会場の近くの食堂で食事をしている姿を確認することができます!!また、運が良ければ彼らと会話することができるのです。これを分かりやすく例えて言うならば、よくTwitterで拝見する神絵師の方や有名youtuberを生で見るような感じです。

私は学会で一番感動したことと言えばこれです。ただ、オタク界隈の有名人が一般人に通じないのと同じで、自分の分野の有名人と出会えたとしても他分野の人にはその価値が分からないというのが問題点としてあります。

 

同志に出会える

これも利点としてかなり大きいです。研究者はマニアックなことをしている場合がほとんどなので、大体自分のやっている研究の魅力を他人と共有することができません。ちょうど、陽キャに対して推しのアニメを語っても理解してもらえない現象と同じです。しかし、学会に行くと自分のやっていることに対する理解者が多く存在しています。彼らは、私の研究に対して熱心に聞いてくれて、さらに彼ら自身の研究に対して愛を持って熱く語ってくれます。自分の対象研究の痛Tシャツを着て発表している人もいました。学会には交流会もあり、互いが互いに自身の研究に対して熱く語りあいます。これは普段の生活ではなかなかできない体験です。同志同士の繋がりができるのもいいですね。

 

新しい技術や情報などが手に入る

学会では論文等で未発表のデータの発表がされることが多いです。このため見たことのないような手法や、斬新な発想に出会うことができます。これもなかなか楽しいです。毎回、その手があったのかと感動します。オタク系で例えると、カードゲームで見たことのないような斬新なカードコンボの動画みるのと同じ感動が味わえます。

 

いろんな土地を楽しめる

学会は持ち回りでいろんな都道府県で開催されます。学会がなければ行かなかったような場所や、ちょっと興味はあったけど行ったことがなかった場所に行く機会が与えれます。地方で開催されると、学会で行われる交流会で、その地元の料理が振る舞われる場合もあります。ちょっとした観光気分が味わえます。

 

企業の人とコネができる

企業の方も学会に来ている場合があります。企業の人は実際に見て回ったり、専用ブースで商品等の展示をしています。就活をする際にはこの人々と仲良くすると、今後有利になるかもしれません。

 

注意点

グループに入れない

これは地方出身だと起こりがちです。都市部の大学や研究所は、人も多く、立地的に密集しているので大学間での交流が活発で、皆が知り合い同士でグループができている場合があります。一方、地方の大学や研究所は、同期で同じ学会に行く人も少なく、大学間での交流が少ない場合が多々あります。このため、単騎で完成されたグループに食い込んで行くか、グループに所属していない人を見つけ出して新たに独自のグループを作っていく必要があります。コミュニケーション能力が試されます。

 

自分の研究発表を誰も見てくれない

これはポスター発表であれ、口頭発表であれ、地味に心に来ます。このためできる限り、自分の研究に魅力的なタイトルをつける必要があります。タイトルを変えるだけで人の集客力は変わります。学会に行く際にはタイトルは本当によく考えましょう。あとは、発表前に知り合いをなるべくたくさん作り、見てくれる人を根回ししましょう。

 

質問で致命的な一撃を受ける

発表をすると、その研究に対して質疑応答があります。質問をする人は、日夜研究するようなエリートばかりです。中には根本を打ち崩すような質問をする人もいらっしゃいます。これにはメンタルがやられます。けれども、科学は「信じるために疑う」学問です。今回は大人しく受け入れて、次回に備えましょう。

 

 

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学会は怖い場所ではなく総合的に見ると楽しい場所です。学会は普段見るのも会員限定で有料ですが、一般市民に向けての無料の公開シンポジウムをしています。3月は学会シーズンです。近くで学会が行われていたら顔を出して雰囲気を味わうのもいいかもしれません。