次元統合研究所ネフェテリシス

バーチャルブロガーによる日々の生活と研究録

バーチャルデート!?水族館デートに行ってみた

こんにちは。

リリア・セルケトールです。

皆さんは、一人デートをしたことがありますか?

私はよく行きます。

 

博士は常々、一人デートはいい。

入念な下調べとシミュレーションがよい結果を生み、

そして、リア充を見ることにより彼女を作る執念を忘れさせない、とおっしゃっています。

臥薪嘗胆ですね。

 

今回は福島県にあるアクアマリンふくしまに行ってきました。

f:id:nefeterius:20180909020307p:plain

 

ここは近年リニューアルオープンしたそうなんですが、私自身東北に行くのは初めてなので全てが新鮮です。

f:id:nefeterius:20180909020444p:plain

これが本館です。なんだかすごい近代的な建物ですね。

個人的には京都駅を思い出しました。

 

京都駅

f:id:nefeterius:20180909020816j:plain

 

f:id:nefeterius:20180909021010j:plain

入ってみると、なんとダンクルさんがいました!ダンクルさんことDunkleosteusは、デボン紀最強の魚なのです。

f:id:nefeterius:20180909021335j:plain

三葉虫類の化石もありました。かなり状態がいいです。

f:id:nefeterius:20180909021531j:plain

ここの展示は進化の歴史を辿っていくストーリー仕立ての展示になっています。

それでは上の階の展示に行ってきます。

上の階では、ふくしまの川と沿岸というコーナーで、川の上流から中流、河口域、海までのそれぞれの水槽の展示になっています。

そこにため池の展示があったのですが、水族館デート史上最大の衝撃を受けました。

f:id:nefeterius:20180909021737p:plain

濁っているーーーーーーー!!!

多くの水族館を見てきましたが、水が濁っている水槽を今まで見たことがないです。

f:id:nefeterius:20180909022407j:plain

しかし、この水の汚れ方、水生植物の生え方…

まさしくこれは本物のため池だ!!!!!

ため池で魚を捕っている日々を思い出す…

この展示に生息環境を丸ごと再現という謳い文句があったのですが、それに嘘偽りは全くありませんでした。

ここまでクオリティーの高いため池の展示は見たことがありません。

多くの水族館では、魚を見せるため、ため池の生き物の展示でも水が綺麗ですが、この展示は手前の魚しか見えないほど、濁っています。

この大胆さと、本物を再現するための熱い思いが伝わってきました。私は、この水槽にものすごく感動して思わず涙しました。ここの水族館で一番の展示です。

f:id:nefeterius:20180909024101j:plain

このエリアの展示は本当にクオリティーがとんでもなく高いです。海の岩場の展示も、まさしく本物と同じ!!

自然界の空間をそのまま切り出して、そのまま展示をしています。

これは感動ですね…

本当に自然界での魚たちの暮らしを見ることができる。究極のアクアリウムです。

ふくしまの川と沿岸、このコーナーを見るためだけに来てもいいかもしれません。

f:id:nefeterius:20180909024811p:plain

感動の余韻に浸りつつ、展示を見に行くと南極の氷がありました。

ちょうど行く前に、アニメ「宇宙よりも遠い場所」を視聴してガチ号泣したので歓喜しました。これが宇宙よりも遠い場所から来た氷なのか…としみじみ思いました。

うぅ~、思い出しただけでも、また泣きそうです…

f:id:nefeterius:20180909025431p:plain

熱帯アジアの展示がこれまたすごいです。霧が立ち込める中、鬱蒼としたジャングルには鳥の鳴き声がし、食虫植物ウツボカズラが生える中に水槽展示があります。

ここまでしっかりとした雰囲気作りがされている展示は珍しいです。

f:id:nefeterius:20180909030129j:plain

この潮目の海も展示に工夫がなされています。親潮黒潮の対立を二つの水槽で表していて、双方違う種組成の魚たちを見ることができます。

f:id:nefeterius:20180909025934j:plain

間はトンネルになっていて、すぐ近くに泳ぐ魚やエビを見ることができます。

また、この水槽の近くに握り寿司が販売されており、この海に住む魚たちを食べることができます。

魚を見ながら、その魚を食べる。まさに貴族の遊びですね。

f:id:nefeterius:20180909030609p:plain

親潮アイスボックスという小さな水槽の展示には、みんな大好きオオグチボヤがいました。オオグチボヤは深海に住むホヤの仲間で、大きな口を開いてプランクトンを食べる生き物です。今回は残念ながら、口は閉じていましたが、開くとワハハハハハみたいになって、とってもかわいいのです。

f:id:nefeterius:20180909031049j:plain

f:id:nefeterius:20180909031742j:plain

f:id:nefeterius:20180909031807j:plain

あと、エビの展示がすごかったです。私はエビマニアではないのでその価値について実感が湧かないのですが、新種のエビやここだけしか展示をしていないエビも何種かいました。ここはエビマニアの人が来ると興奮すること間違いないです。

深海エビは淡い赤色で繊細で美しいですよね。

 

今回は私が気になったものだけをピックアップしてご紹介しました。まだ、他にも興味深い物としてラブカの胎児やシーラカンスの展示がありました。一度、皆さんもアクアマリンふくしまに水族館デートしに来られてはいかがでしょうか?

ここは私が見てきた水族館の中でも上位に入ります。

彼女と行かれる方は、ふくしまの川と沿岸のコーナーで興奮し過ぎないようにしてくださいね。

 

あと、隣の建物に魚市場があったので行ってきました。

f:id:nefeterius:20180909032826p:plain

そこにはなんとホヤがありました。ホヤは話には聞いたことがありますが、本当に食用にされているんですね。海のパイナップルと呼ばれ、東北では一般的らしいです。

さっそく食べてみました。

………

うぅ…例えようのない未知のやわらかい触感、味は苦みと磯の味が…

違う苦みじゃない、なんというか様々な味覚を複合したサイケデリックな味わいが広がっていく…

そして、後味がとんでもなく甘い。

 

まずくはなかったですが、断じてパイナップルではないです。好みが分かれそうな味がします。本当にエキセントリックな食べ物でした…

 

どうだったでしょうか。アクアマリンふくしまは水族館だけではなく、市場やイオンも近くにあり一日中楽しめる場所だと思います。

一度行かれてみてはいかがでしょうか。